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藤井風が受賞した芸術選奨新人賞はなぜ音楽部門ではないのか?

マイクを持って歌う歌手 エンタメ
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令和3年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞した藤井風さん。

2022年3月15日にその贈呈式が行われ、同日に「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS2022」においても三冠を達成するなど、音楽業界に藤井風旋風を巻き起こしています。

ネット上でファンの間では、この素晴らしい快挙にちょっとしたお祭り騒ぎが起こっています。

さて、この藤井風さんが受賞された芸術選奨文部科学大臣新人賞は11部門に分かれており、「音楽部門」も存在します。

なぜ、藤井風さんは音楽部門での受賞ではなく、大衆芸能部門だったのでしょうか?

さっそく深掘りしていきたいと思います。

<藤井風さんのその他の記事>

藤井風の受賞した芸術選奨新人賞の11部門はどのようなものがある?

1演劇歌舞伎・能楽・文楽・新派・新劇・ミュージカル等の劇作家、演出家、演技者、舞台美術家等
2映画劇映画・記録映画等の演出家、脚本家、撮影者、演技者等
3音楽邦楽・洋楽・オペラ等の演奏家、指揮者、作曲家、演出家、舞台美術家等
4舞踊邦舞・洋舞等の舞踏家、演出振付家、舞台美術家等
5文学小説・短歌・俳句・詩・大衆文学・児童文学等の作家、翻訳家等
6美術絵画・彫刻・工芸・書・写真・デザイン・建築等の作家
7放送ラジオ・テレビのドラマ・ドキュメンタリー等の作家、演出家、演技者等
8大衆芸能落語・講談・浪曲・漫才・大衆演劇・ショウ・ポピュラーミュージック等の作家、作曲家、演出家、演技者等
9芸術振興新しい領域や複数の部門にわたり文化芸術活動を行っている者
10評論等芸術評論家、文化芸術活動に著しい貢献のあった者
11メディア芸術デジタル作品(デジタル技術を用いて作られたアート作品やエンターテインメント作品等)・アニメーション・マンガの作家等
参照元:文化庁ホームページ

文化庁ホームページによりますと、このように分類分けされています。

こうして見ると、ずいぶんたくさんの芸術があるものですね~。

藤井風の受賞した「大衆芸能部門」と「音楽部門」の違いとは?

さて、音楽部門を見ると、「邦楽・洋楽・オペラ等の演奏家、指揮者、作曲家、演出家、舞台美術家等」となっており、藤井風さんの音楽は「邦楽」に該当するのでは?との疑問が湧いてきます。

そこで、続いて大衆芸能部門を見ると、「落語・講談・浪曲・漫才・大衆演劇・ショウ・ポピュラーミュージック等の作家、作曲家、演出家、演技者等」となっています。

つまり、藤井風さんは「邦楽」ではなく、「ポピュラーミュージック等の作家、作曲家、演出家、演技者等」と言うことで評価をされたと言うことですね。

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藤井風の音楽はなぜ邦楽ではないのか?

藤井風さんの音楽がなぜ邦楽ではないのか?

よくわからないので、辞書で「邦楽」を調べてみることにしました

1 洋楽に対して、日本の伝統的スタイルに基づく音楽の総称。雅楽・声明 (しょうみょう) ・平曲・能楽・三味線音楽・箏曲 (そうきょく) ・琵琶楽・尺八楽・民謡など。和楽。日本音楽。⇔洋楽。

2 狭義には、1のうち、特に江戸時代の音楽。三味線音楽・箏曲・尺八楽などをさし、雅楽・声明・能楽や民謡を含めない。

3 ポピュラー音楽で、日本人が作曲した楽曲。

goo辞書

これを見る限り、3には「ポピュラー音楽で、日本人が作曲した楽曲」とあり、やはりこちらでも良さそうな気もします。

いまいちスッキリしないので、次に歴代受賞者を見てみることにしましょう!

「音楽部門」と藤井風の受賞した「大衆芸能部門」の歴代受賞者は?

音楽部門と大衆芸能部門の過去5年間の歴代の受賞者を調べてみました。

<音楽部門>

2017日本の指揮者山田和樹『山田和樹マーラー・ツィクルス』ほか
2018日本の現代音楽の作曲家・指揮者杉山洋一『第27回芥川作曲賞選考演奏会』ほか
2019日本の現代音楽の作曲家藤倉大 『藤倉大 個展』
2020日本のヴァイオリニスト佐藤俊介『オランダ・バッハ協会管弦楽団演奏会』ほか
2021日本の音楽家鈴木優人『読売日本交響楽団第603回定期演奏会』ほか
参照:文化庁ホームページ・ウィキペディア

<大衆芸能部門>

2017お笑いタレント土屋伸之、塙宣之『ナイツ独演会』
2018落語の名跡桃月庵白酒『桃月庵白酒25周年記念落語会的な』
2019シンガーソングライター・音楽プロデューサー宇多田ヒカル アルバム『初恋』ほか
2020動物の鳴きまね演芸課家江戸家小猫『花形演芸会』ほかにおける動物ものまね
2021シンガーソングライター・音楽プロディーサー米津玄師『STRAY SHEEP』
参照:文化庁ホームページ・ウィキペディア

藤井風が「大衆芸能部門」で受賞となった理由とは?

ここまで見て、ようやくわかりました。

文化庁の解釈では「邦楽」と言うのは、日本古来の音楽や、クラッシック音楽等を指しているようですね。

おそらく、上記の辞書にある「3 ポピュラー音楽で、日本人が作曲した楽曲」と言う意味は、日本に洋楽が入ってくるようになってから、「洋楽」と言う言葉に対して、「日本人の作ったイマドキの曲を表す言葉がないよ」と言うことになり、「邦楽」のカテゴリーに追加されるようになった意味合いかと思われます。

なんだかすっかり難しくなってしまいましたね。

はともあれ、歴代受賞者を見ることにより、皆さんも藤井風さんがなぜ「音楽部門」ではなく、「大衆芸能部門」での受賞だったのか、お分かり頂けたのではないでしょうか。

日本で我々がテレビやラジオで日常的に聞いている一般的な音楽を、文化庁ではポピュラーミュージックとしてカテゴライズし、大衆芸能部門での贈呈となったと言う訳ですね。

大変つたない説明でしたが、どうかお分かり頂けたことを祈るばかりです。(汗)


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まとめ

今回は「藤井風が受賞した芸術選奨新人賞はなぜ音楽部門ではないのか?」と題しまして、芸術選奨文部科学大臣新人賞の11部門や、音楽部門と大衆芸能部門の歴代受賞者について、深堀りしてみました。

思いもよらず、なんだか難しい話になってしまいましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

「音楽部門があるのに、なぜ藤井風さんは音楽部門での受賞ではないの?」


私と同じようにそんな疑問を抱いた方がいらっしゃれば、これを読んですっきりして頂けたら幸いです。

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